『幸せは続かない』
こんな不安があって『今、幸せであること』を味わえないという人がいます。
仕事で目標を達成した、恋人ができた、など、
せっかく自分にやってきたポジティブな出来事であるにも関わらず
今度はそれを失うのではないかという事に意識が向いてしまいます。
例えば、恋人のメールの返信が遅いと『もう自分に興味がなくなってきたのではないか』と感じたり
仕事で同僚が活躍し始めたら、『自分の立場が危うくなるのではないか』と感じたりすることです。
実際にはまだそういう状態ではないにも関わらず、そんな考えに囚われるのは、
自分の中の『幸せは続かない』という不安から起こっているのですが、
その原因を自分の内側ではなく、外側に探してしまうのです。
仕事での評価や恋人の反応を気にし過ぎると
その人の人生は、現在のやりがいや喜びではなく、
未来に起きると仮定した結果に縛られてしまいます。
常に評価を得るための仕事
愛される実感を感じ続けるための恋愛
仕事でのシチュエーションの場合、
今の自分には何ができるか、と意欲的にチャレンジしていたはずなのに
未来の評価にこだわるあまり、評価に最短距離でたどり着こうとするだけの行動をしてしまいますし、
恋愛の場合だと、
恋人とのコミュニケーションに愛を感じることよりも
相手の心を逃さないためのコミュニケーションになってしまいます。
未来の評価にこだわる事が、良い仕事の結果につながらないとは言い切れないですし、
相手に愛される事だけを意識したコミュニケーションの継続が、必ずしも二人の関係性を悪くするとは言えません。
ただし、少なくともその方の人生の流れは、愛からは遠ざかり、
『~ねばならない』という義務感に縛られてしいまいます。
義務を果たすことそのものが悪いことではありませんが、
自分の幸せ(ポジティブな出来事)は『~しなければ手に入らない』という考え方においての
義務感は苦しみを感じるものです。
上図で示したように、愛と義務は、一見同じ行動をしていても、
心の状態は真逆になってしまうのです。
ポジティブな出来事によって感じた気持ちが、未来にも継続されるかどうかを頭で考えてしまうと、
不安になるのも仕方ありません。なぜなら、未来がわかる人は誰もいないからです。
ポジティブな出来事が継続するのは、今ある喜びを日々感じて生きていく事、
すなわち今の喜びをありのまま受け入れることが未来の幸せに繋がるのです。
幸せは
受け取り方によって
喜びにも苦しみにも変わるのです♪
2018 / 12 / 7 kyoko