本当の気持ちを大切にすること

 

 思いやりで関わったつもりなのに、それに対しての相手の反応が想像と違ったとき、イライラしたり、落ち込んでしまう…そんな気持ちになったことありますか。

 

 クライアントさま(Aさん)のケースですが…

いつもはお料理のことを発信している好きなブロガーさんが、ある日、体調についての悩みを書いていました。

その方と同じ症状を過去に乗り越えたことがあったAさんは、思い立って応援の言葉にアドバイスを添えてコメントしました。

Aさんがコメントを残したのは初めての事でした。

 

ただ、そのブロガーさんはAさんのコメントに反応せず、

他の方のコメントには返信をしていました。

 

その状況にAさんは

『私は余計なことを言っちゃったのかな…』

と思い落ち込んでしまい、それ以降その方のブログを読めなくなりました。

 

 

人見知りタイプで、普段から知らない人と積極的に関わることはしないAさん。

勇気を出して初コメントしたのは、病気の時に不安で心細かった経験から、

『少しでも応援したい、力になりたい』と思ったからでした。

 

ただ、伝えた相手に全く反応してもらえなかった事で

自分の想いを全否定されたように感じてしまったのです。

 

 

 こんな風に、

相手に自分の伝えたい気持ちを

そのままの形で受け入れてもらえない事があります。

  

*褒めたつもりが嫌味と取られた

*励ましたら上から目線だと言われた

*親切心をお節介だと思われた  

 etc.

 

時には『自分の表現の仕方では真意は伝わり辛かったかな』と後から気付く事もあります。

ただ、Aさんのように全く自分の言葉に問題はなかったと思う時は、

相手の態度がどのようなものであったとしても、

自分の気持ちは『優しさだった』とちゃんと肯定することが大切です。

 

 

相手の態度によって、自分の優しさを、

"表現しない方が良かったもの”として扱ってしまうと

心はとても傷つきます。

 

自分の本当の気持ちを一番理解しているのは自分自身であるはずなのに、

他者の受け取り方を判断基準にして、自分の優しさを否定することになるからです。

 

 

優しさや、思いやりはとても尊い感情です。

 

そんな自分の気持ちを他者からぞんざいに扱われたと感じても、

あなただけは大切にすることができます。

 

 

あなたの心の一番の理解者になれるのは

あなた自身だからです。

 

 

 

 

 

 

 

 2020 /11 / 24      kyoko