ヒプノセラピーについて
ヒプノセラピーは、リクライニングチェア等にリラックスした状態で目を閉じ、催眠状態でセラピストの誘導の声を聞きながら進めて参ります。 (できるだけ締めつけが少ない身体が緊張しない服装が良いでしょう。)
催眠状態とは、眠っている時と起きている時の間の状態ですので意識はございます。
(脳はアルファー波状態にありリラックスしています。)
人は1日に何度も催眠状態に入っています。
たとえば朝、目が覚めてからしばらくボーッとしている時、また夜眠りに入る時など人に話しかけられても聞こえてはいるけれど応えることが面倒なまどろんでいる時間…
電車に乗って心地よく揺られている時…周りの乗客の声、アナウンスの声、電車の音、それらは聞こえてはいるけれど意識の遠いところにあり、自分が寝ているか寝ていないのかわからない…
そのような経験が誰しもあるはずです。この様な状態は“自然催眠”と呼ばれています。
では催眠にセラピー(療法)が付くと何が違うのでしょうか。
それはセラピストがクライアント様に対して人工的に自然催眠に近い状態をつくっていくことにあります。
これを“人工催眠”と呼びます。
※ただし人工催眠はクライアント様がその状態に入ることを望んだ場合に限ります。望まない場合(無意識でも)や拒絶している場合、催眠に入ることは出来ません。
ヒプノセラピー(催眠療法)は催眠状態時、活発な表面意識(顕在意識)を休ませ深層意識(潜在意識)へ直接語りかけていきます。それにより心身の問題や様々な悩み、目標達成、願望実現などに対して有効な手段となります。
よくある例として、今まで抱えていたマイナスと感じる習慣の原因、望まない方向にばかり人生が流れてしまう原因などを探るひとつの手法としてヒプノセラピーを取り入れます。
それは幼少期、あるいは今までの人生の出来事に対し、意識や感情のデータが深層意識へマイナスなものとしてインプットされている可能性が高いからです。
過去にマイナスだと感じてきたものに対しご自身が改めて受け入れ直すことにより深層意識に影響を与え、それまでの習慣や思い込みが変化します。またそれらの原因に自ら気付くことにより、自己解決の道が開かれていきます。
ただしヒプノセラピーは上記のように自分が望めば催眠に入り、そうでなければ入らない、というように主導権はご自身がお持ちです。また催眠に入ったとしても完全に意識を失ってはいないため、答えたくない質問や抵抗があるものには拒否することができます。もちろん催眠から目覚めないということもございません。
催眠はとてもリラックス効果があり気持ちの良いものです。
実際にセッションを受けられる際、詳しくご説明させて頂きますのでご安心してご依頼下さい。
ヒプノセラピーなど潜在意識下に作用するようなセッションをご予約なさった場合、時には“現状を維持しよう”という変化への抵抗の心理が働くことがあります。頭では意識や状況を変えたいと思っているのに潜在意識下の作用で体調がベストでなかったり、なんとなく気分が乗らなくなってしまう事や、時には家族が風邪などで外出し辛くなるというようなケースもあります。
このように理由がわからないのに内側が抵抗をしていると感じるような時、思い切ってセッションを受ける事を選ぶことで逆に大きな効果や気付きが得られる可能性がありますので、キャンセルの前に再検討されることをおすすめ致します。